第103号 9月14日
こんな楽しすぎる遠足ってあり?
天候を心配することもなく、秋の遠足が予定通り実施されました。
「行きはよいよい帰りがこわい。」という歌がありますが、行きは一時間かからず、到着しました。帰りについては、最終章でということで。
教室では、片通りの注意をして、その後、「言ってはだめな言葉があります。」と言って、「暑い、疲れた。おなかすいた。おんぶ。荷物持って。」子どもたちは笑い転げなが聞いていましたが、やっぱりすぐに出てきました。一番多かったのが「おなかすいた。」行く途中からずっと言ってた子がいました。
現地についたら、広場で遊びたい人と小川で遊びたい子に分かれて、遊び時間を過ごしました。文月分校のグラウンド跡は、草の丈が子どもの背以上になっているところもあり、虫を捕まえるには絶好の場所でした。かえる、バッタ、こおろぎ、トンボなどを追いかける姿に混じって、バットとボールで草野球をする姿も見かけました。
いつもよりずっと早い時間にお弁当タイムとなり、子どもたちが一番笑顔いっぱいでお弁当を食べていました。私は、持ってきたおやつを子どもたちに「どうぞ、どうぞ。」って配っていたら、それと同じ位、「先生、食べて」って子どもたちがくれて、今日行った中で、一番多くの種類のおやつを食べたんじゃないかと思うくらいでした。あげて、もらって、とても嬉しかったです。
午前中は、広場についていたので、小川の方も行ってみたくて、R先生と交換してそちらに行ってみると、何とすごい状態でした。午前中も「どうしてこんなに水びたしになるのかなあ。」と思っていたら、そのわけがわかりました。下見の時は、足が水につかる程度の水遊びをさせましょというようなところだったのですが、落差溝のところが、プール状態になっていて、子どものおへそのところあたりまでの深さがあるんです。そこに、じゃぼんと全身を使っている男の子がけっこういました。ズボンがべちゃべちゃになって、パンツで歩いている乙女もいました。一つ間違えばたいへんなことになりますから、そのあたりに私はずっと立っていて見ていました。子どもたちにとっては、あれほどおもしろい遊びはなかったでしょうが、ちょっとやりすぎだったねと帰ってきて先生方はしきり。
着替えに時間がかかって、もちろん体はくたくたになって、子どもたちの歩きは、行く時と大違い。「ちゃんと並べー。早く付いておいで。」と注意し続ける道のりでした。帰校予定時刻を三十分も遅れてしまい、保護者の皆様に多々ご心配をおかけしてしまいました。
無事だったので、楽しすぎる遠足なんて書けたのですが、ちょっと今回の遠足は教師側でたくさんの反省点があがる行事でした。