第102号 9月13日

けんかした山で大笑い

 たかい山がならんでたっていました。いつもせいくらべをしては、けんかばかりしていました。「けんかをやめろ。」お日さまがいいました。
 一年生の教材の定番の「けんかした山です。」今日は、一斉読みで読んで、板書した文を少しずつ消しては読み、消しては読みで、子どもたちの頭に入れてもらいました。
発問一「けんかしていたのは、だれでしょう。」発問二「どうしてけんかしていたのでしょう。」発問三「けんかをとめたのは誰でしょう。」発問四「何て言ってとめたでしょう。」
これで一時間です。
 私はうんとこしょ、どっこいしょのところでもやったのですが、劇化っていうかロールプレーイングが好きです。子どもたちどうしのもめごとがあった時も、「ちょっとどんな感じだかスローモーションビデオでやってみて。」ってやらせて状況を確認して、お互いの矛盾点はどこなのかを明確にします。口だけで事情を聞くよりもはるかに早く問題が解決することが多いです。
 さて、今日のけんかした山、登場人物っていうか登場する者(物?)は、二つの山とお日様です。これを明確にするために、演じてもらいました。もちろん山の状況は「いつもせいくらべをしてはけんかばかりしていました。」だけです。これが傑作でした。二つの山の役をやったMちゃんとAちゃんは、手を出して背を比べながら、「私の方が高いわよ。」、「なにさ、私の方だわよ。」って感じで言い争いをしてくれるのです。これがまた迫真の演技。ご近所のおばちゃん同士の会話みたいで、もう大笑いしてしまいました。さらにお日様の役をY君にお願いして、けんかを止める役をやってもらいました。ところが、Y君が、「けんかをやめろ。」と言っても、まるでやめる気配がなく、言い争いを続けていました。まさに教科書の状況を百パーセント表現してくれました。まわりのみんなも、状況がわかって、大笑いしました。
 子どもたちは、がんばって暗記したし、すばらしい演技で教科書の場面は、私以上に子どもたちの心の落ちたし、いい授業ができたかなって思いました。

図工奮闘中(続き)

 今日の二時間の図工で何とか作品をでかしました。私もがんばっていくぶん立ち直すことのできた子もいるかなあといったところです。
誰もいなくなった教室の黒板に貼った子どもの作品を見て、あの段階でああすればよかったなあという反省しきりです。
 それでも子どもたちは、最後まであきらめずに完成まで指導することができて、一安心ということころです。二十一日の地域参観日には、廊下に貼ります。隣の組と比較されるのは辛いですが、子どもたちのがんばった作品を見ていただければ幸いです。