第99号 9月11日
鍵盤ハーモニカの置き方
今日も鍵盤ハーモニカの練習をしました。輪奏を教えようとしましたが、苦労しました。もうちょっとかかりそうです。あとは、テンポを速めたり、遅めたりでした。いいところ練習しましたので、水を出して、後始末です。
「そんじゃ、終わりましょ。片つけてください。」鍵ハは、教室の前の方に並べておくことにしています。ケースの横に、私が番号を書いておいて、順番にならんでいます。
今日は、ひと悶着ありました。押した、押さないとなりました。ただ、置くだけでなく、番号順に揃えるということもありましたから、置き場所のところにごちゃっとなったわけです。一通り収まったところで、「今のおき方はなんじゃいな。押したり、押されたり。怪我になっちゃうっしょ。」それで、「じゃあ、どうすればいいと思う?」って聞きました。いくつか意見が出ました。番号順に並んで置くという方法と、列ごとに人数を決めて混まないようにするというものでした。今日は番号順に並ぶことをやってもらいました。まず、ずらーっと並んで、自分の鍵ハを持って行ってもらいました。そして、それを持って、もう一度並んでもらいました。そして、Tさんから順番に、並べて置いて行ってもらいました。そして、今度は上手に全員のを置くことができるようになりました。
ここからがオプションのちょっといい話。番号順にならんでいるんですが、「きれい」に並んでいるのちょっと手前で、でこぼこ状態でした。私がもの言いたげに、見ていると、さっと四人の子どもたちが出てきて、きれいに並べてくれました。それを見て、「この間言ったよね。世の中には三種類の人間がいるって話。言われなくてもできたね。ハイ、みんな大きな拍手。」ってほめてあげました。
学校は集団行動をしていく場です。だから、集団のルールがとても大切になってきます。今回の片付け型も一つのルールです。今日は、子どもたちに問題解決の方法を考えさせました。教師がビシッと決めるのもいいですが、子どもたちが、ルールを自分たちで決めたという意識を持たせることも大事だなあと思いました。自分で決めて、それが今までよりも集団行動がスムーズに動くような理に適ったものであれば、最高ですね。