第95号 9月6日
ピノッキオ
今日はかなでーるで劇団トマト座のピノッキオという演劇を観ました。北斗市では、年に一度鑑賞会を開催しており、全市の児童が鑑賞することになります。大野小学校は、人数が多いため、バスをピストン輸送で低学年バスと高学年バスの二回に分けて子どもたちを運んでいます。従って、待ち時間が生じます。これは、しかたのないことと割り切って、待っている間をどう過ごすかということでプラス思考でいきました。昨年は、低学年は遅く行って早く帰るというおいしいところを取ったのですが、今年は痛みわけということで、低学年は開演前に待ち時間がありました。
雨に備えて紙芝居も持っていったのですが、雨も降らず、かなでーるの裏の公園で過ごすことにしました。
公園で子どもたちを離して見ていると、つくづく子どもって遊びの天才だなあと思いました。草っ原しかないような公園でしたが、走り回って、じゃれ合って…。私はずっと走り回れる体力はありませんでしたので、何人かと公園をぐるっと散歩して、あとは、草の茎での綱引きや、草笛を子どもたちに教えてあげました。
怪我が心配でしたが、それもなく、じっとホールで待たせなくて、作戦成功かなと思いました。
さて、ピノッキオは、誰でもご存知のお話で、木の人形がおじいさんに命をもらい、冒険して人間の優しさがわかり、最終的に人間になることができるというお話です。始まる前は、後ろ向いたり、隣と遊んでいたりしましたが、ブザーが鳴って開幕すると、集中して見ていました。歌あり、踊りあり、笑いあり、そして、ちょっと涙を誘う場面ありで、うまく作られているなあと思いました。何せ、一年生から六年生まで、全然理解力も発達も違う子どもたちが飽きもせず、観ることができる作品ってすごいなと思いました。
公教育として、子どもたちに演劇鑑賞の場を与えられるのは数少ないのですが、ご家庭においても、テレビを離れて、映画でも、演劇でも、音楽でも、本物を観るという機会を作ってあげられればなあと思います。
蛇足になるかもしれませんが、夏休みの最終日太田裕美のディナーコンサートに妻と行って来ました。すごく高かったのですが、まあ、おいしいものを食べて「木綿のハンカチーフ」聞いて、大満足で帰ってきました。大ファンてわけじゃないけど、本物を観るっていうのはいいなあと思いました。