第86号 8月27日

一年生と言えば「うんとこしょ。どっこいしょ。」

 一学期の最後から、だいぶ読みの練習をしてきた「おおきなかぶ」、最後はやはり動作化でしょう。子どもたちをおじいさん、おばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみの四グループに分けて、劇にしてもらっています。
まず、子どもたちに、画用紙でお面を作らせました。自由に描いてもらった絵に、細長い画用紙に輪ゴムをつけて、お面のできあがり。
 次に四つのグループを作りました。その中で劇をやってもらおうというものです。ここは、台本など書かないで自由に子どもたちに話し合わせて、創造力があって、見ている方もやっている方も楽しさがあるものにしてもらおうと思っています。
 私は子どもたちに、「しゃべる言葉は自分たちで相談して考えなさいね。おじいさんだったら、「やあ、ぬけねえなあ。ばあさんや、ちょっときてけれ。手伝えや。」「どうしたの、そんじゃ、手伝ってあげるかい。」孫には、「おい、まご、DSばっかしやってないで、このかぶぬくの手伝えや。」っていうように、見ている人がおもしろくなるように考えるんだよ。」と指導して、グループごとに練習をさせました。
 最初は、「先生、どうやってやるのー?」って何回も機器にきていましたが、だんだん要領がつかめてきたのか、教室にあるものをかぶに見立てて、何てしゃべるかも、そうだんして、グループの中でしきる子が、「あんた、こっちで、こうやって。」なんて笑い声の中、練習に励んでいました。
 月曜日にも、もう少し練習させて、発表会をやろうと思います。
 この手の寸劇っていうか動作化っていうのは、一年生にやらせるのは初めてですが、けっこう指導にも使えるんです。いじめ場面などでは、実際に子どもたちにいじめっ子と、いじめられっ子の役をさせて、それぞれが、どんな気持ちだったか、また、見ている人はどうだったかなど。ただ、頭の中で考えるのより一歩踏み出して、具体的に考えることができます。そんな訓練もこれからも時々していきたいと思っています。
子どもたちの作文から

きょう、はしのもちかたのれんしゅうをしました。じょうずになりました。うれしかったです。

教育実習が始まります。

 子どもたちに「来週からかっこいい男の先生来るからね。」って言ったら、「先生いなくなっちゃうの?」って聞かれ、「先生もいるよ。」って答えたら「あー、良かった。」と言ってくれ、ちょっと気分をよくしている私です。実は実習生の全体計画を立てたことは何度もあるのですが、教えるのは初めてということで、実習生と同じ位、ドキドキしています。でも、今更、何と繕うわけではなく、このまま、あるがままを見ていただき、子どもたちにぶつかっていって、何か得るものがあればと思っています。運動が得意なので、いっぱい遊んでいただければと思っています。
自己紹介メールが届きましたので、ご紹介いたします。
東京から来ました教育実習生のAです。今は特別支援学校の寄宿舎指導員として働いています。家族は奥さん一人と子どもが二人います。好きなことは身体を動かすことです。二週間という短い期間ですが、みんなと一緒に楽しく勉強をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。