第83号 8月23日
「りんきおうへん」って知らないよねえ。
昨日給食が終わって、忙しく働いている給食当番、帰る支度をしてだまって座っている子の対照的な姿を見て、黒板に「りんきおうへん」って書きました。思った通りだーれも知りません。廊下に六年生がうろちょろしていたので、「あんたたち『臨機応変』って知ってる?」っていっても、ポカーンとしています。
子どもたちに言いました。「給食当番、忙しそうでしょ。その時暇な人もいたっしょ。どうしたらいい。給食当番が当番の仕事をするの当たり前だけどさ、手伝ったっていいっしょ。周りの空気を読んで、パッと行動するのが「りんきおうへん」って言うの。いいと思ったことは、どんどんやってちょうだい。」っていうような話をしました。
日は変わって今日。水曜日は、放課後に職員会議がある都合で、全学年昼掃除になっています。一組は、全員で掃除をして、早く終わったら休み時間にすることにしています。全員で机を下げて、私がモップをかけて、前から順番に机を前に出してもらいます。机を出したら、次に何をするか。私はモップをかけながら、「○○さん、○○をしなさい。」って全員に指示すればいいのかもしれませんが、それはしませんでした。「自分で仕事を見つけて、どんどん動きなさい。」レギュラーの掃除の時に、黒板消しや、棚ふき、机揃え、ゴミ取り、机拭き、整理整頓…、などやっているので、どんな仕事があるのかは、子どもたちはだいたい頭に入っています。今日の動きは良かったです。私も働いているので、全員が全員、きちんと仕事を見つけて動いているかは正確には把握していませんが、まず、ボケーっとしている子は一人もいなかったように見えました。いつも人気がある黒板ばっかりに固まっているわけでもないし、うまくバランスがとれた分担になっていたようです。掃除が終わって、休み時間のプレゼントに、「これが臨機応変に動くっていうんだよ。みんなちゃんと仕事を見つけてよく働いたね。」ってほめて、休み時間にしました。みんなニコッとして、グランドに飛び出していきました。
子どもたちの作文から
きょう、がっこうで、じゆうけんきゅうのSのぴたごらすいっちがたのしかったです。ぼくもSのぴたごらすいっちをつくりたいです。
きのう、やきゅうでこうはくじあいをしました。たまはきたけど、とうろうとおもったのに、とれませんでした。くやしかったです。