第76号 7月25日
S君、R君、お元気で。
一学期末で転校するS君、R君を送る会として、火曜日、お別れ会をしました。企画してくれたのは、Mさん、Mさん、Mさん、Sさんの四人です。企画担当者を募集したところ、もっと多く手が上がったのですが、くじで決めさせてもらいました。(くじは当たったら嬉しいものに使うものです)
月曜日の放課後、四人が残って準備を進めました。時々アドバイスはしましたが、たまたま女の子ばかりということもあって、結構スムーズに話し合いができたと思います。
当日は、机を下げて、空いたスペースにまあるく椅子だけで座って、みんなの顔が見えるようにしました。Sさんの進行で、歌(さんぽ)、ゲーム(フルーツバスケット)、クイズ、感想発表の内容で会が進められました。
歌は、Mさんの担当でCDをかけて元気に歌いました。一番盛り上がったのが、フルーツバスケット。Mさんの説明で始まりました。「青いズボンをはいている人」、「今朝、チャーハンを食べた人」と鬼の言う言葉に真剣に耳を傾け、大移動をしました。
クイズでは、Mさん、Sさんが、家でわかりやすい問題を考えてくれました。「白くて黒い帯をして赤い帽子をかぶっているものなあに?」ではだいぶ苦労していました。
最後の感想発表では、Mさんが、S君、R君にインタビューをして、楽しかったお別れ会の感想を引き出してくれました。
明るく、楽しくお別れ会ができて、初めて子どもたちの手で企画したもののわりにはとても上手にできたと思います。
さて、今、教育界では、「生きる力」を育てることを大切にしています。自ら進んで物事をやっていく力も大切な生きる力です。「これはこういうもんだんだ。」「言われたから、そうする。」じゃなくって、「これはこうしたほうがいいんじゃないかな。」「こんなことをしたらもっと良くなるんじゃないかな。」ってことを考える人になってほしいなあと思っています。そういう意味で、今回のお別れ会の企画みたく、やってもやらなくてもいいんだけどやった方がいいことには、進んで手を挙げれる子どもたちに育てたいなあと思っております。
そういう私自身も、様々な分野で鍛えられ、渡島のの情報教育研究会の発足、学校の周年行事、講習会の運営、無線の全国総会の企画・運営、銭亀の自治会運営など、いろんなことの事務局をやってきました。苦労もしたけれど、今だったら大概のことは企画できる自信があるなあと言えます。というわけで、子どもたちにもいろんなことにチャレンジさせていきたいと思います。
R君、S君、大野小学校の四ヶ月ではどんなことを学ぶことができましたでしょうか。新しい学校でも大野で学んだことが何かしら生きてくれることを願っています。