第74号 7月24日

赤ペン先生

 この何年振りかにこんなに赤ペンを使いました。私は以前にも書いた通り、整理整頓が上手なものですから、すぐ使っていたペンをなくすっていうか、どこかにおいて忘れてしまいます。なくなっては、こっそり教材庫から新しいのを持ってきていました。今日は、なぜか四本のペンがそろいました。見るとどれも平均的にインクが減っているというか、どれも、赤インクがほとんどない状態でした。
 毎朝、そして授業中、そして子どもたちが帰った後と、赤ペンは毎日大活躍。いつも私の胸のやズボンのポケット、備忘録に入っていました。
 一学期のまるつけで印象に残ったのが二つ。ひとつはひらがなです。わたしがずいぶんこだわったのもありますが、徹底して子どもの書く字をほめ、そして、直していきました。小学校一年生のこの時期を逸してしまったら、なかなか丁寧に文字を練習する機会はなくなると思ったからです。もう一つは作文。文を書くということは、脳を使います。つまり、考える力がつきます。これも私のこだわりで、大切にしたいところです。毎日、へんなコメントも書いていますが、赤ペンは子どもたちの書く能力を育てるのにちょっとは励ましになったかなあと思います。
 さて、夏休みの課題類ですが、この間は、お父様お母様が赤ペン先生になって、大きなマルをつけてあげていただければと思います。二学期にマルつけをするのが大変だというのもないわけではありませんが、できたできないを教えてあげるのは早い方がいいです。その場でマルつけをしていただければ幸いです。
 赤ペンにもしばしの夏休みが来そうです。

子どもたちの作文から

 きょうは、こうつうこうえんにいって5しゅうどうろをまわってたのしかったです。それからしょうわこうえんでみんなんでおひるをたべました。そとでたべたおべんとうはおいしかったです。

 きのう、やきゅうで、こうはくじあいにでました。ばんとのさいんでした。せいこうしました。うててたのしかった。

 きょう、おうちのそとでじてんしゃにのるれんしゅうをしました。ちょっとだけのれました。このつぎはもうちょっとのれるとおもいます。ぺだるをじょうずにこげなくてすぐころんでしまいます。なんかいもやっていました。