第64号 7月12日

絵の具

 火曜日に絵の具の指導を行いました。本当だったら水曜日にやるのですが、水泳だったので、一日は早めることにしました。今考えれば、木か金にすればよかったのです。二組の図工が火曜日なので、それを見ながらR先生に教えてもらいながらやろうと思ったのですが、全く同じ時間に指導ということになりました。
 初めての絵の具の時間は、塗り絵をしようということで、教材(お花とお魚)をR先生に作ってもらっていました。
 子どもたちにその画用紙を配って、絵の具セットの中身を確認して、「これが水いれ、これがパレット、大きい筆と小さい筆があるでしょ。絵の具が何色あるかなあ。」などと指導を進めました。
 水をくんで、絵の具を出して、背景から塗らせました。でもこれが失敗でした。色を塗るということでは、広いところなので塗りやすかったのですが、塗るところが広すぎてだいぶ時間がかかりました。おまけに、絵の具の量は少し多めに提示していたのですが、子どもたちの中には、足りなくなる子がいて、作り直して、結構ちがった色になってしまったりしました。
 その後に、中の花を塗ったのですが、途中で、タイムオーバーになってしまいました。
 お隣の教室では、早速廊下に作品を掲示していましたが、私は勇気を出しても廊下に貼ることができませんでした。
 子どもたちに「二組の見ておいで。すっごく上手だよ。」と言うと見に行った子が「上手だったよ。」と戻ってきました。「ごめんねー。教え方、失敗しちゃった。」と言うと、「先生、そんなことないよ。上手だよ。」って慰めてくれました。
 背景も大事だけど、限られた時間だったので、最初に、花からいけばよかったと反省しました。
 お花の裏にまだ魚の塗り絵が残っているので、来週時間があれば、じっくり教材研究して、子どもたちに達成感のあるものができるよう指導をがんばりたいと思います。
 「お世辞の一つも言えるように。」などと言いますが、子どもたちが私の絵をホントに上手だと勘違いしているのか、慰めてくれているのか、わかりませんが、それでも、失敗と気づいた後だったのですが、ちょっとうれしい気持ちになりました。
 水をこぼし、机の上や床に絵の具がついたりしましたが、自分のでも友だちのでもすぐ後始末に動いてくれる姿は、ちょっとわがクラスの自慢かなというところです。