第61号 7月9日

初めてのプール学習

 金曜日に初めてのプール学習がありました。まず、保護者の皆様に感謝したいことが、全員が忘れ物もせず、全員がプールに入れたことです。長年教員をやっているとプールに入れない子どもが必ず一人二人(高学年になるにつれて増える傾向)いたのです。ですから、当たり前のことですけど、とても感謝しています。
 着替えも心配の一つでしたが、これも、保護者の皆様の普段からの躾ができているため、時間こそ早い遅いがありましたが、私が手をかけることなく、できました。それとこれも当たり前なのですが、プールの着替えた後に、忘れ物が一つもありませんでした。
 そんな順調な滑り出しで始まった、プール学習。まずは、全体指導です。絶対にしてはいけないこと(プールサイドを走らないこと、飛び込みをしないこと)を改めて私から、一組、二組全員の前で話しました。そして、ラジオ体操をして水に入りました。今日の内容は事前に打ち合わせていた@水の中の歩行、水掛、肩まで・頭まで水にジャボン、そして少し休憩して、ばた足の練習、自由泳ぎという流れです。
 事前に子どもたちの様子を聞いていても、スイミングスクールで毎週泳いでいる子から、今年初めてプールに入る子までいるので、一緒にじゃぶじゃぶやりながらも差が大きいことを感じました。
 水に浮く感覚(いわゆる泳げない子)も多くいましたが、前に述べました通り、一年生は水に慣れ水に親しむ水遊びができるという目標はクリアできているようです。水に入るとか、顔に水をつけるとかを怖がって苦労する児童がいなかったのは、とても指導しやすかったです。
 後半の自由泳ぎの時間には、できるえだけ泳ぎで苦労している子どもたちの個別指導に力を入れました。いつかのひばりにも書いたように、私の手の上に子どもが両手をそろえてあげて、手の力を抜いて、できるだけ顔を水につけながら、私が、プールサイドまで子どもの手を引いていくという練習です。慣れないうちは、顔をつけるのが一瞬で、手にも力が入ります。子どもを安心させながら、ほめながら、励ましながら、教えました。あと少しかなーという子どもも結構いました。「先生、夏休みにも教えて。」っていう子もいました。希望があればお付き合いしたいと思います。
 ということで、正味一時間と少しですが、無事終わることができました。子どもたちは、くたくただったでしょうか。いえいえ、元気にまた、昼から遊んでいたのでしょうね。くたくただったのは、一年生の先生二人でした。でも、とても楽しかったプール学習でした。