第48号 6月27日
昔遊び
来月、高齢者大学の方々を迎えて昔遊びを教えていただきます。
その前にちょっとリハーサルということで、今日、昔遊びグッズを出してきて、広い視聴覚室に行って、子どもたちと遊びを練習しました。
昔遊びグッズとして、けん玉、おはじき、だるま落とし、おはじき、お手玉、竹トンボ、駒、かるたがありました。
何が一番の人気だったと思います?答えは竹とんぼでした。でもね、最初は飛ばせないんです。私が見本を見せると、「先生、すごい。」って言ってくれます。ちょっとうれしい気分です。次に子どもの手を取って、「こうやって、ぐっと腕を前にだしながら、やるんだよ。」って教えてあげました。コツをつかむまで、少しかかりますが、最初、ちょっと竹とんぼが舞い上がるとうれしそうな顔を見せます。
だるま落としも手本を見せて、勢いよく一番下をたたくと、上のはくずれずに落ちます。「これも先生、すごい。」と言われます。
駒が苦労しました。私の子どもの頃は駒はずい分やりました。木の芯のとか、鉄の芯のとか、かなり回し方の技も覚えました。これだけは、昔取った杵柄にはならなかったですねぇ。回るのは四回に一回位であとは、ひもがからまってうまく回りませんでした。「昔は、上手だったのに。」と思いながら、子どもたちに教えていました。子どもたちは一度は挑戦するも、相当の修行がなければ回すまでに至らず、諦めて次の遊びに回っていました。
けん玉はそんなに遊ばなかったので、なかなか上がりません。一年生にはよっぽど練習しないと無理じゃないかな。
教室に帰って、一言感想発表です。どれが面白いかを全員に言ってもらいました。ということで竹とんぼに軍配が上がったわけです。ほんの一言発表でしたが、ただ、「私は竹とんぼが一番おもしろかったです。」に、「飛んだときうれしかったです。」とか、「練習したらできるようになってよかったです。」とかそんな一言が付け加えることもできて、ちょっとは成長しているのかなあと思いました。
私の時代は駒がバリバリでした。あと、釘刺し、パッチ(めんこ)、十字架とおせん、ハンドベースボール、缶蹴りおに。そんなことをやった昭和四十年代でした。お父さん、お母さん方の時代って何が遊びの旬だったのでしょう。子どもたちに今の遊びはって聞いたら、DSというのが一番のようです。
「昔は良かった。」なんて口にすると、年を感じますが、楽しい遊びはずっと不滅です。生活科の勉強が終わっても、教室に残る遊びがあればいいなあと思います。