第25号 5月21日

「感謝の気持ちで」〜一年生を迎える会

 金曜日に一年生を迎える会が開催されました。一年生が全校のみなさんと一緒に過ごす初めての時間になります。この日のために、二年生以上の各学年は、一年生のために、贈り物や様々な出し物を準備してくれました。また、そのお礼ということで一年生も歌とお礼の言葉で感謝の気持ちを示しました。体育館ギャラリーには一年生の保護者をはじめ、多くの皆様に来ていただき、ありがとうございました。
 学校では物事の企画を立てていくとき、最初に「目的」を明確にします。何のために、それをするのかということです。何のために、入学式をやるのか、迎える会をやるのか、運動会をやるのかという具合です。去年やっているからではなくて、一つ一つの行事で子どもたちにどんな力をつけさせたいのかということを十分明確にして、そのために、どんなことをすればいいのかと考えていきます。
 一年生を迎える会では、@一年生が大野小学校の一員としての自覚を持つ、Aみんなの前で発表することで、集団行動を身につける、B自分たちのためにがんばってくれた他の学年に感謝をする、ということが目的となります。
 子どもたちには、「何のためにやるの?」はちょっと難しいので「誰のためにやるの?」は尋ねました。これは彼らもわかります。まず、自分たち一年生のためにみんなががんばってくれていることを指導します。それで、「じゃあ、どういう態度で迎える会をするのさ?」ということを指導しました。見ている時きちっとした態度をする、発表をきちんとやるなどということを子どもたちと話し合いました。その中で、私は、「二年生以上のみんなに、ありがとうの気持ちを持つことが大切だよ。」とお話しました。このことを十分にわかれば、おのずと見る態度や発表態度にも表れてくるからです。
 さて、そんな事前指導をしたのですが、いかがでしたでしょうか。じっと座っているか、大きな声で発表できるか心配でしたが、私としては、子どもたちは持っている力を精一杯出すことができたのではないかと思います。終わって教室に戻ってきて、「今日はがんばったね。」とほめてあげました。「がんばれ、がんばれ。」よりも「がんばってるね。」、「がんばったね。」の言葉を大切にしたいと思います。一人ひとり感想をもらいたかったのですが、時間がなくて、すぐ給食、下校となってしまいました。宿題として、「今日のこと、おうちの人にたくさんお話するんだよ。」と言いました。保護者の皆様にはたくさん話を聞いて下さったことと思います。ありがとうございます。
 今週から、運動会モードです。ご家庭での休養、栄養補給よろしくお願いします。