第22号 5月16日

読み聞かせと六年生のお世話係

 毎朝八時十五分から先生方の打ち合わせがあって、その間教室を空けています。その間に六年生が一年生の教室に来て、子どもたちのめんどうをみてくれます。おもしろいことをやれば子どもたちは乗ってきますし、そうでなければ、塗り絵やお絵かきなどをするようになります。
 私が去年理科を教えていた六年生で、こうやって一年生のために教室に来てくれることをとっても感謝しています。今日来たグループは紙芝居をやってもらいました。ちょっと内容が難しかったのもありますが、聞いていないで自分の世界にいた子どもたちも多かったようです。私から六年生にお礼を言うと共に、子どもたちの無礼をお詫びしました。子どもたちには、「六年生は、一年生が紙芝居に知らん振りしていたらどういう気持ちになると思う?」って考えさせました。六年生に感謝する気持ちを育てたいと思います。
 さて、私は紙芝居や読み聞かせは、子どもたちの情操を育てるとてもいい方法だと思います。朝、時間があると一時間目が始まる前に紙芝居を一本読んであげます。見られてこちらが緊張するほど、子どもたちの目は集中しているんですよね。
 私は、いわゆる名作と言われるもの、一寸法師、かぐや姫、浦島太郎、白雪姫などの作品には一度は触れさせたいと思っています。お父様、お母様方は、これらのお話のあらすじを思い描けるでしょうか。「まだ小学校一年生です。」なかなか自分で読めない子どももいます。ですから、読んで聞かせるいうことは、今の子どもたちの発達段階としてもとても重要なことだと考えてます。これからも二階の教材庫に積み上げられている紙芝居に、もう一度子どもたちの前で感動を与える仕事をしてもらおうと思っています。
 大野小学校の図書ボランティアのお母さん方による読み聞かせももうすぐ実現できそうです。子どもたちに私なんかよりずっと経験のあるお母さんたちの読み聞かせを子どもたちに聞かせたいなあと思っています。図書ボランティアの新規募集は運動会後にあるようです。時間を作れそうな方は参加してみませんか。尚、昨年の図書ボランティアの活動、読み聞かせの活動は学校のホームページの平成十八年度のところから入っていけるようにしていますので、興味のある方はご覧下さい。