第256号 2月17日

 附属小二日目と特別支援学校

 二日目もいい天気。前の日が早すぎたので少し遅めに出ました。するとしっかり行列ができていました。
 今日は、二年生の授業を二つ見ました。一つめはかけ算の工夫。ぐるぐる巻の図を見てください。一つの四角を1pとして、黒い線の所を切ると何p切るかという問題です。この前にいくつかの図形をやったのですが、それらをヒントとしながら、ここからかけ算の式を導き出すというものです。保護者の皆さんだったらどうかけ算にしますか。この問題に対して、子どもたちから次から次へと自分の意見を発表しました。二年生ですから、言いたいんだけど、上手く言えない子もいて、まわりの子が「○○君の考えはきっとこうだと思います。」ってフォローしていました。
 もしかしてうちの子どもたちでも上手く考えを引き出せそうかなという気持ちもあって、時間があれば、同じ授業をやってみたいなあと思いました。
 もう一つは国語「きつねのお客様」。「きつねははずかしそうに笑って死んだ。」のところを徹底して、きつねの気持ちを読みました。教師がしゃべっているより、子どもたちが意見を言っている時間の方がはるかに多く、かといって先生がうまーく方向性をコントロールしています。進め方が光っているなあと感動しました。子どもたちも五千人ほどの先生が見ている中、ワイヤレスマイクで自分の意見をしっかり言うなど、こちらもすごいなあと思いました。
 どんな子どもたちなんだろう?って気になりますよね。授業のDVDを購入してきました。興味のある方は、お貸ししますので、声をかけてください。とっても楽しいですよ。
 さて、お昼で附属小とお別れして、足立区の南花畑特別養護学校に行きました。この学校は知的障がいの子どもたちを専門に扱う学校です。中学部の授業を見せてもらいました。コーディネータの先生が校内を案内してくださいました。子どもたちはとっても明るい表情で、楽しく勉強していました。先生方も私たちに忙しい中ですが、全ての先生が挨拶をしてくださり、とても気持ちのよい学校でした。
 昨年に引き続いての東京出張ですが、今年も自分にとって、教員としての資質を高める教育技術や教員としてのあり方を学んできました。これをあと残り少ない期間ではありますが、今私が受け持っている二年一組の、そして大野小学校の教育のために、役立てていきたいと思います。